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大半の人がオートキャンプに出かける一番の理由は「休息」でしょう。
子供と遊ぶことでリフレッシュしたり、小鳥の囀りや小川のセセラギに癒されたり…

 
それにはできるだけ作業や労働時間を少なくすることが大切です。 もともとキャンプは「野営」という意味。1日をのんびりと過ごす為に都合が良いから、そこで泊まるのです。バンガローやコテージを利用するのと基本は同じ、自分で家を立てる分、コストが安いというわけですね。

 
★具体的に何から準備を始めるの?
最初にすべきはキャンプ場の予約です。

4月に入るといよいよシーズンインで、人気キャンプ場はどこも週末は予約で一杯になります。つまり、せっかく道具を揃えても、この手続きが遅れれば遅れるほど、実際には行けなくなります。まずはカレンダーを持って家族と相談し、都合の良い日を決めてキャンプ場に電話をしましょう。

 
■予約のツボ

最初はランダムに行ってみたいキャンプ場をリストアップしてください。インターネットや知り合いキャンパーさんから伝え聞いた「それぞれのお気に入りサイト」、あるいはキャンピングガイドの取り扱いの大きな施設などなど、見れば行きたくなるところはたくさん出てくることと思います。

 

次に。キャンプ場にはほとんど予約開始日があります。キャンピングガイドでそれを調べ、できれば予約初日に間に合うようなキャンプ場に狙いをつけて下さい。どうしても行きたいサイトがある場合は、 日程は第2候補・第3候補くらいまで決めておいてから電話をするとスムーズにコトが進みます。 予約日当日は「チケットピア」状態になることが多いので、携帯電話を使って諦めずに何度もリダイヤルして下さい。午前中が勝負です。

 
   
■ビギナーに多い失敗…

特にデビューキャンプは、行きたいキャンプ場の予約が取れなかったからといって、空いているキャンプ場を手当たり次第に探すというのは危険です。トップシーズンに空きがあるというのは、何かワケがあるからです。特にご主人がヤル気満々で、家族を巻き込んでいきたい場合ほど最初が肝心です。

 

基本的に女性が喜ぶのは、水洗トイレ完備で給湯付きの炊事場がある高規格オートキャンプ場。総じて施設は綺麗で豪華です。

 

たとえご主人本人にキャンプ経験があっても、 4〜5月のキャンプ場はまだ水も冷たく夜は冷え込みます。設備の簡素なキャンプ場では、その辛さで夜には昼間の感激が吹っ飛んでしまいかねません。夏に向かい、また慣れるに従って、自然の豊かなキャンプ場へとステップアップしていきましょう。

 

 

人気のないサイトは、傾斜がひどかったり、サイトが狭い、あるいはトイレが汚かったり、値段が高いなどの理由があります。写真をよく見るとテントの中に木が生えています。こうしか張れないようなサイトだってあるのです。

 

★キャンピング・ギアは何から揃えればいいの?
 
家庭用品で代替の効かないアイテムから優先順位をつけて、揃えていきます。
■テント

家族数プラス1のサイズ(4人家族なら5人用)が目安です。

キャンプではテントは寝るだけの役割で、それ以外はほとんどリビングで過ごします。

しかし、テントは寒暑に対応し、同時に風雨への安全性を兼ね備えていることが重要な要素となります。ゆえに初心者こそ、 スノーピークや小川テントなどの国内アウトドアメーカーの製品をお使い下さい。今はオークションという素晴らしい下取りがありますので、万一スグにやめてしまっても「本当に良いアイテム」には、値がつきます。

 

またテントの内側の底に敷くインナーマットは、最初は安物でかまいません。ただ、これがないと冷えるのと痛いのとで眠れないので、いわゆる「銀マット」のロールではなくジャバラタイプをテントのサイズにあわせて揃えて下さい。最初からテントとセットで買う必要はありません。そのテントが気に入ってからで十分です。

 
■シュラフ

大人用に2セット、最低でも3シーズンタイプの封筒型を用意しましょう。これもテントと同じで、安いものは避けたいアイテムです。オークションで売れるかどうかは少し疑問ですが、防災アイテムのつもりで買いましょう。

 

クオリティーは3シーズン用で使用最低気温が5度くらいまで耐えられるアイテムでないと、春秋は使えません(夏はタオルケットでもOK)。子供さん用は、小さければベビー布団を2つ折りにして、出入りの出来るカバーを作ればシュラフに変身します。もっと小さければ、封筒型シュラフは広げてお布団のようにできるので一緒に入れてあげることができるでしょう。

 
4人用のテント。実際は3人でちょうどかやや狭い感じです。今は夫婦でコット(ベッド)を入れて夏に愛用。小さいと、こんなリユースも(笑)。
 
 
封筒型シュラフ。広げればダブルの掛け布団くらいのサイズになります。小まめに干すと気持ちがいいですよ。
 

参考までに …

フィールドで圧倒的に見かけるコールマンは、本来は「ランタンとバーナーの会社」で、あまり見かけない小川テントは、自衛隊御用達のテントを作っている会社です。キャンプに限らず、メーカーには得意・不得意なジャンルがあり、全てを同じブランドで統一する必要はどこにもありません。ベテランは最初はそうであっても、今はギアによってメーカーがバラバラなはずですよ。

 

★タープは季節を選んで使う…
 

タープは建てにくい上に、風にも弱く、ビギナーに苦痛を与えるアイテムです。
日本のオートキャンプで、最も誤っていると感じるのがタープに対する認識。ただしお間違えのないように…

要らないのではなく、風土に合わないのです。

 

では、なぜ今でもどんどん売れているのでしょうか…?

1つは「見栄えのよさ」から。絵になりやすいタープはオートキャンプの象徴的なアイテムであり、広告でもまたフィールドでも華やかに目立ちます。そしてもう1つは勘違い。買ってしまったキャンパーが仕方なしに張っているのを見て、ビギナーが「やはり必要品だ」と早とちりをする悪循環が続いているのです。

■最初に入手すべきはシェルター

夏は虫を封じ、夕立をシャッタアウト。冬は外気を遮断し、温室と化するシェルターこそ、日本にベストマッチするリビングの屋根です。簡単で丈夫なのは、写真のようなロッジタイプ。一人でも設営できるうえに、使い方も多彩。難はかさばることですが、ワンボックスカーであれば、僕はこちらをお勧めします。

 
■タープ

5月下旬や10月初旬のように、気候の安定した時期にはオープンエアのタープの季節。タープを買う頃には、既にキャンプの経験も積まれているでしょうから、フレキシブルで実効面積の広いレクタングラー(スクエア)タープをお選びください。

 
 

★一体型のテーブルと椅子はキャンプでは不便

 

キャンプで一番よく利用するのはイスです。

ホームセンターに売っている折り畳み式のテーブルと一体化した、いわゆる「ピクニックテーブル」は海水浴やBBQのように短時間で遊ぶ時は使えても、キャンプでは不便な思いをするだけです。例えば、焚き火をする時、日向ぼっこをする時、ちょっと一休みしたい時… 一人だけで動けないのは大きな妨げになると思いませんか? 最初は安いものでもかまわないので、必ず個別に揃えて下さい。テーブルはロール式がコンパクトになるので、お勧めです。

 
★電灯ほど、人にも環境にもやさしいモノはない…
 

ランタンはシェルターとテントの設営がマスターできてから覚えても全く問題はありません。

それまでは、電気を使って余計な労力を使わないようにすることをお勧めします。ランタンを使うには、マントルの空焼きなどの手順がありますが、ビギナーはなかなかそこまで手が回らず、暗がりになってから慌てて作業にかかることが多いために、失敗を重ねやすいのです。それでなくても、初めてのキャンプではクタクタになることが多いのですから、少し負担を減らしておくくらいでちょうど良いと思いますよ。

 

キャンプで使用する電灯は、ホームセンターで売っている工事現場用の吊り下げタイプが一番安くて便利です。できれば電球は切れにくく、省エネな蛍光灯タイプと入れ替えてください。電球付きでも1000円ほどで買えますので、同時に野外用の10メートルコードを購入しましょう。こちらも、1000円ほどで手に入ります。

 

よく他のマニュアルでは、ガスやホワイトガソリンが危険なので蛍光灯ランタンを薦めていますが、正直なところ使い物になりません。ボワンと周辺が照らされるだけで、テント内でしか使えないのなら、100円均一の懐中電灯で十分です。

 
★後は家庭用品で…
 

本当にキャンプで使えるものは同じ鍋でもステンレスの厚みが違うし、携帯しやすいよう綺麗に重なる(スタッキング仕様)など、野外で使う細工が施されています。ゆえに値段も張るので、これらも後日でいいでしょう。

 

ちなみにお米は、バーベキューなどのご馳走作りに全力投球する為、炊飯器で炊いちゃいましょう。どうせ照明で電源を使うのなら同じですからね。飯盒炊爨をするのは、デイキャンプの方が、時間的に余裕があって、きっとうまくできると思います。 

 

面白いことに、ベテランキャンパーの多くがキャンプサイトではカセットガスコンロを愛用しています。燃料は安いし、今や3000キロカロリーくらいの出力は当たり前。

かつてコールマンの2バーナーが必需品だったのは「火力」が他のストーブには足らなかったからです。それにキャンプでは、火を同時に2つも使うことはほとんどありません。

 
さて、まずこのくらい買えば、キャンプデビューはOKです。
後は自宅にあるものや100円均一を利用し、キャンプの「感じ」がつかめてきたら、追加で一気に揃えましょう。

夏の北海道で、キャンプを楽しむ為の情報をまとめています。

※協力 スノーピーク社

国内屈指のトレッキングエリア、上高地をキャンプで楽しむための情報をまとめています。

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アウトドア&フィッシング ナチュラム
 
 
 
 

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