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キャンプ・シンドローム  北海道キャンプ特集

初めての北海道キャンプ旅行記

北海道キャンプ日誌2000年-1

2000年に、初めて家族で出かけた北海道キャンプ旅行の記録です。

 
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4日 北陸道でツメを割る

午後から買い出しや最終の荷物確認を終え、いよいよ憧れの大地に向けての出発だ。4時すぎに吹田を出て敦賀港をめざす。途中、後方でカタコトカタコト気になる異音が。気になってSAで調べてみると、なんとキャリアの片側がはずれている! 

さすがに荷物満タンでは、エアリフトでリアを上げたとて地面の振動はそのまま伝わってくるのだろう。さっそく備品を取り出してネジを締め直そうとした矢先に、左手親指のツメが1/4ほどバキッと割れてしまった。幸い、大事には至らず、バンドエイドで応急処置した程度ですんだのだが、神様の「調子にのんなよ〜!」のお告げだったのかも知れない。以降、はしゃぐことなく、紳士な態度で小樽に到着したことは言うまでもない。


5日 いきなり扇風機?

小樽港に着き、同行した仲間はチリチリばらばらに目的地に向かった。我家はトップを切って港から出たのだが、いきなり逆方向にばく進。ナビゲーションは長旅の疲れからか、まだ敦賀のままだったのだ!

 

この日は余市にある道の駅スペースアップルで寝る。クルマを降りると、なんとも暑い!到着後、はじめて使った電化製品が扇風機という奇妙な夜が、記念すべき我家の北海道キャンプ初夜となった。

ここでは、ライダーのお兄さんが、芝生で野宿。

おーらか、おーらか北海道!


6日 気紛れ転じて災いとなす?  走行約280キロ

Pキャンの朝は早い。当初は予定に入れていなかった積丹(しゃこたん)半島も、この時間なら回れそうだと、いきなり予定を変更をすることにした。ゆっくりしている時間はなく、一路クルマは神威(かむい)岬へ。

 

道中の浜という浜はテント、テントの花盛り。

こっちの人は、やっぱ短い夏を水辺で楽しみたいんやろなぁ〜。

 

皆さんのお目当てがウニだとわかったのは、ずっとずっと後のことであった。

 

さて、積丹半島からニセコを駆け抜け、午後からは洞爺湖方面へ。このあたりの風景は、どことなく富士周辺と似ている。洞爺湖はとても綺麗で、摩周湖と並び、記憶に残る湖だった。一周していると遅くなるので、支笏湖側を半分ほど走り、昭和新山で昼食。もちろん適当な空き地で自炊をする。

 

ここから、支笏湖へと足を延ばせば目的地の美笛キャンプ場は、もうすぐそこ。

しかしここで、我家はこの日最大の失敗を食らう。食材を買出ししなければならなかったのだが、なかなかスーパーに出会わず、ようやく1件見つけたところで、クルマは急に止まれなかった!

 

つい、まだ30キロくらいは走るからと面倒くさがったツケは大きく、その後、とうとう最後までお店は見からないまま。さらに失敗は続く。旅館の温泉は外来3時までということを完璧に忘れていたのだ。なんとか4時過ぎに寂れたホテルの温泉にありつけたのだが、女湯はシャワーも出ないようなオンボロだったそうで文句ブーブー。

 

う〜む、北海道、なかなか手強し!


7日 またもや予定変更? 走行約190キロ

昨日のことがあるので、この日は計画通りスケジュールをこなすつもりだった。

 

まずは千歳によって、さけのふるさと館でお勉強。ここは千歳川の川底が施設の中から見えるという面白い造りで、街中にあるにもかかわらず、川にはヤマメの姿も。次に訪れたのはノーザンホースパーク。社台ファームが経営するサラブレッドのテーマパークは、子馬のセリ市が開かれる会場でもある。場内は広く、ここではレンタサイクルを借りて遊んだ。

 

午前中にこの2つを回って、クルマは夕張へ。実家にメロンを送ろうと何度か止まったが、送料があるお店では¥2100と法外。これはどう考えても高いと感じたのでパスをすることにする。後日、小樽のマイカルでは、なんと¥400で大阪まで送ってくれた。本当は幸せの黄色いハンカチの場所も訪れてみようと思っていたのだが、時間を見て僕には1つのたくらみがムクムクと。

 

さて、そうこうするうちにクルマは占冠(しむかっぷ)村に入った。本当はこの日は金山湖畔で宿泊の予定だったのだが、ここで評判の高いニニウキャンプ場へと予定を変更。

なんか響きがいいでしょ。ニニウって! しかし、ここからの道は凄かった。(北海)道道に入るとまもなく鋪装がなくなりダートに突入。どこまでいってもダートは終わらず、工事をしている様子なので不安になって、ヘルメットをかぶったおじさんに聞いてみることにした。

 

「この先にニニウキャンプ場ってありますか?」

「あるよ」と振り向いてくれたおっちゃんには悪かったけど、嫁さんと大笑い。

 

そのおじさんは、顔も声も黒板五郎さんにうり2つだったのだ。 

いくら富良野が近いからって、そりゃ、ちょっと出来過ぎだね!


8日 森の学校でトントントン 走行約160キロ

今回の旅を計画している時に、偶然目にとまった言葉がある。

それは富良野の私有地で「森の学校」を営む中澤さんが、雑誌に書かれていた文章だ。

「富良野に来て、定番的なアミューズメントをなぞるのはもうよしましょう。富良野にだって、手つかずの自然がいっぱいあるんだってことにもっと目を向けてほしい」。共感を覚えた僕は、半日コースに予約を入れ、この日はその自然体験をすることになっていたのだ。

内容はインストラクターと、森を回って木や生き物を観察したり、ウッドクラフトや葉っぱメールを作るもの。費用は家族で¥8000。僕は安いと思うのだが。

 

といいつつ、片やでは定番的なアミューズメントもはずせない。午後からは嫁さん待望のファーム富田へ。

そりゃまあ、ここまで来てパスするというのも勇気が要る。ただ、残念だったのは7月末の天候不良で例年にも増してラベンダーが少なかったこと。

なんだ、これじゃー、来年も来なきゃ気がすまないではないか!

この日は昨年札幌へ転勤したNさんと同行のFファミリーとの合流予定もあり、早めに富良野を出て、美瑛をスルーしキャンプ場のある東神楽町へ。夜は道産子N婦人お手製シャケのちゃんちゃん焼きに舌鼓。


9日 パノラマな1日  走行約150キロ

この日の予定は旭岳をめざすことになっていたが、朝、目覚めると曇り空。さてどーするかと思案し、とりあえず美瑛も旭岳も途中までは同じ方向なので、走りながら決めることにした。都合良く、分かれ道のところに着く頃には晴れ間がのぞき、旭岳へと進路をとった。

ロープウェイの駅では、バックパックの皆さんが熊よけの鈴をチャリチャリ鳴らしていたので、念のため売店で購入。ロープウエイに乗ることおよそ15分、姿見の池がある山頂駅に到着。しかし、ここでは全くそんな心配は無用。実に広くて見晴しの良いところであった。

 

下山後は天人峡へとまわり、羽衣の滝を拝む。この滝は本当に綺麗だ。

天人峡付近の河原でお弁当を食べ、今度は昨日スルーしてきた美瑛方面に向かった。

 

美瑛はだだっぴろい丘の集まりだった。一応、有名なセブンスターの木やマイルドセブンの丘をひととおり見て、国道を挟んだ反対側の拓真館へ。ここは知人が口を揃えて薦めるだけあって、美瑛の美しさが凝縮されている。既に、写真家の前田真三氏は他界されているが、建物も作品も本当に丁寧に管理されていて気持ちが良い。我家は、ここで来年のカレンダーを手に入れた。


10日 上げ膳据え膳  走行約230キロ

この日は道央の予備日。万一の雨で見れなかった場所や、現地で聞いた穴場を回ろうと考えていた。これは長期滞在の特典だろう。案の定、森の学校を直前に入れたことで、北の国からのロケ現場である麓郷の森を飛ばしていたのだ。

 

北の国からは、最初の頃しか見ていない為、さほど中身はわからない。とりあえずロケ現場を見ておけば、帰ってからビデオを借りて見るのもいいかと思い、のんびり散策することに。実際に行って見ると、丸太小屋の屋根裏で、幼い純と蛍が話をしていたシーンを思い出した。

 

さて、午後からは旭川によってラーメンを食べ層雲峡に向かう。これほどの長旅は初めてなので、この日は大事を取って民宿を予約していた。フレンディーの2Fは見た目以上の快適さで、寝れなくて疲れるということはなかったのだが、嫁さんは洗濯疲れをしたようでこの休息を喜んでいた。上陸以来、一番難儀をしたのはランドリー、それも乾燥機の取り合いだ。普段なら干している時間帯に移動をしていくわけだから、当然乾かすヒマがない。みんながそうだから、必然的に乾燥機は混むという悪循環が生じる。

民宿では子供達が水を得た魚のごとく、テレビを見まくっていた。

 

さて、これで前半戦は終了。明日からはいよいよ期待の道東。
北海道にもずいぶん慣れてきたし、走行距離も徐々に増えていくことだろう。

 

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