キャンプ入門/キャンプ・シンドローム ウェブサイト
Site Nabigation
 キャンプ・シンドローム 上高地キャンプ&トレッキングガイド> レポート > 上高地2007.10

上高地 キャンプレポート

 上高地に泊まり、その美しい景観と豊かな自然を心ゆくまで楽しみましょう。「るるぶ」には載っていない、上高地の楽しみ方をガイドいたします。
ブログリスト

Camping Diary

上高地 2007.10

2007年10月05日〜08日
夏の下見から約50日。
錦秋を迎えた3連休に、再び涸沢を目指して上高地へ。
 
■ホーム(キャンプ・シンドローム)
■上高地トップ
■プロフィール
■コンタクト
ソリッドレーベル
 
Thank you!
上手な上高地の歩き方
■服装と持物編
■コース編1 大正池〜河童橋
■コース編2 河童橋〜明神池
■コース編3 明神池〜徳沢
上高地のキャンプ事情
■小梨平キャンプ場
■徳沢キャンプ場
トレッキング・モデルプラン
■小梨平ステイ
■徳沢ステイ
トレッキング日記
■息子と登った初めての涸沢
■錦秋の涸沢
クルマで巡る上高地エリア
■乗鞍高原エリア
 ■乗鞍高原スライドショー
■平湯・新穂高温泉エリア
トレッキングキャンプ・ギア
■テント
■シュラフ&マット
■ストーブ&クッカー
■バッグ&シューズ
■その他
ザ・ノースフェイス特集
ジャックウルフスキン特集
スノーピーク特集
ビクトリノックス特集
 
 
■イントロダクション

2007年8月、お盆休み。

高2になる息子と2人で上高地から涸沢へ登りました。けして準備万端とは呼べない装備とスケジュールでしたが、 パワー漲る若者に助けられつつ、遂に憧れの地に到着。
その圧倒的な景観は、この地が最も美しいと云われる秋への再チャレンジに強い意欲をもたらせてくれました。

 
■準備

夏の経験を基に綿密な計画を立て、今回の旅の準備が始まりました。

まずはトレーニング。大げさに聞こえるかも知れませんが、普段から歩きなれていなければ、往復30キロを超える山道をバテず疲れず進み続けることはけして容易ではありません。しかも、今回のパートナーは息子ではなく家内。つまり僕が途中まではカメラと三脚を加えると20キログラムを軽く上回る荷物を背負っての道中になります。
現地では我々夫婦よりも明らかに年長に見える方でも、大きな荷物を背負って平然と歩いていますが、そうなるにはコツコツと人知れず基礎体力を養う時間が必要なのです。

 
トレーニングメニューは、毎日1時間、本番と同じトレッキングシューズを履き、背中に10キロ程度のウエイトを入れたリュックを背負って、家の周辺を歩くのが基本。もちろん、できる限りアップダウンの多いコースを選びました。また、途中で約40段の階段を2段飛ばしで5往復します。これはきつかったのですが、本番ではもっとも効果を感じられたメニューでした。
 
週末は本当の山道に慣れる為に、近所の山にでかけ、日帰りトレッキングを3回やりました。写真は金剛山に登った時の様子です。もちろん、ただ歩くだけではなく、ステッキやリュック、バーナーにレトルト食品など、実際に使用するギアの使用テストを兼ねるなど、短い準備期間を有効活用するように心がけました。
 
次がキャンプ。
夏はバスターミナルから1`も歩かない小梨平にテントを張ったので、さして問題にならなかったのですが、今度は徳沢まで片道6`の道のりを担がなければなりません。
そこで、今回用に中身を組み替え、買い換えたり買い足した新しいギアと、現地で食べる食品のテストをする為、上とは別の日に、キャンプを目的にロープウェイで金剛山に登り、ちはや園地にテントを張りました。
これは僕にとって重要なプロセスでした。今回のキャンプは疲れを取り、エネルギーを補充するすることが目的なので、それを事前に試しておきたかったのです。
 
実際にこのキャンプで、これまで使ってきた旧モデルのシュラフ(モンベル・スーパーバロウ#3)を使って2泊以上しようとすると、カメラをどうしてもリュックに収納できないことが判明。よりコンパクトなウルトラ・ライトの同品番に買い換えることになりました。
またタープは優先順位から見て今回は不要と判断。代わりに、サンダルの方が現地では役立つように感じました。
★関連記事(オートキャンプ ブログに収録)
 
■いざ出発

今回は2組のカップルが合流し、現地ではさらにもう1組のカップルと会う予定になりました。
前日から休みを取っていた我家は、ETCの割引を利用すべく、金曜日の早朝3時過ぎに自宅を出発。とりあえず名神高速に乗り、途中、長良川SAで2時間ほど仮眠して10時前に平湯に無事到着。とりあえずカップ麺で空腹を解消します。

さて、この日はお天気が良ければ、乗鞍スカイラインから畳平に上り写真を撮ろうと考えていたので、計画通り10時45分のバスに乗り込むことに。畳平は2004年以来4回目の訪問ということになります。

徒歩15分で登れる標高2764mの魔王岳
色づくエコーライン
ホシガラス

畳平は気温6度。
時折青空は顔を出すものの、ガスが次から次へと湧き出してくる状況で、めまぐるしく光景が変わります。

魔王岳から大黒岳に移動し、ライチョウと槍ヶ岳が見えるのを1時間近く待ちましたが、残念ながらいずれも見れず… 
乗鞍岳の草紅葉も、いま少し時期が早いようで、体力の温存をはかる為、この日は無理をせず3時のバスで下山することになりました。

 

下山後は平湯の森で湯に浸り、車中泊が確実に気分よくできる上宝の道の駅に移動。
なぜアンダーラインであるかは、車中泊ブログの中で詳しくレポートしてあります。

 
■涸沢を目指して

深夜到着した2組のカップルを早朝5時過ぎに確認し、あかんだな駐車場に移動。満員バスに乗り込み、7時半頃に上高地バスターミナルに到着となりました。

釜トンネルを抜けて見えた上高地の空は、青空が雲の隙間からところどころに見える程度で、ちょうど、お天気が回復していく途中のようでした。前夜は雲のせいで気温が下がらず、残念ながら大正池には、朝靄はまったくなし。バスの中からその様子を見て、即座に撮影をパスすることに変更。もっとも、満員バスでとても途中下車のできる状況ではありませんでしたけど(笑)…

バスターミナルから河童橋まで歩いて小休止。ここから約2時間、6`先の徳沢野営場を目指して歩きます。もう何度も撮ってきた景色なので、僕はそこまではカメラをバックに入れたまま歩くことにしました。
途中、景色の開けた川原で食事休憩を挟み、徳沢野営場に着いたのはお昼前。既に6割近く埋まった野営場にテントを張り、女性陣はお昼寝タイム。僕らは横尾まで明日の下見にでかけました。

夜は1日早く上高地入りして涸沢から降りてきた知人夫婦と合流。初めての上高地でのトラブル(大笑)と、貴重な情報、そして差し入れのワインをいただきました。

徳沢野営場
サイト
夜景
 

翌朝3時過ぎ…周囲のざわめきで目が覚めました。そろそろ宿泊キャンパーが涸沢に向けて出発の準備を始める時間なのです。

僕らは6時に出発と決めていましたが、おかげでみんな早起きとなり、ちょうど夜明けの時間を景色が開けた新村橋のあたりで迎えることに。

この日は朝から最高のお天気。
おかげで前夜は放射冷却となり、寒さで目が覚めるほどの冷え込みになりましたが、おかげで写真のような美しいアルペングローに遭遇。これをより間近な涸沢で見る為に、現地に泊まる人もたくさんいます。

 

横尾でしっかり朝食を摂り、いよいよ涸沢を目指します。とはいえ、ほぼ中間地点の本谷橋までは景色もさほど変わらないので、僕は道々の草木を撮りながら歩くことに。
前回はとてもそんな余裕はなかったのですが、今回はまだまだ元気なものです。

 
 

道が山道らしくなり、アップダウンが続きだしてきたところで、レンズをマクロから広角に切り替え、今度は風景を撮りながら進みます。

この日は途中で、下山してくる友人夫婦と鉢合わせ。予定ではパノラマコースから下山すると聞いていたのでびっくり。4泊で西穂高から上高地を経て涸沢に上がり、さらに北穂高を極めてきたというのですから、もうほとんどアスリートの領域です(笑)。

視界に狭くなった梓川が見えてきたら、中間地点の本谷橋。ここでゼリーなどの栄養補給食を食べ、最後の難関に挑みます。

 
ここから先の道で夏は完全にグロッキーになったのですが、今回は違いました。
トレーニングの成果なのか、体調なのか、それとも気候のおかげなのか… いずれにしても、スイスイと山道を駆け上がり、最後まで誰にも抜かれることなくヒュッテに到着。これには自分達も驚きました。
 
涸沢の紅葉が例年に比べて遅れているのは分かっていたので、景色にそれほど期待はしていなかったのですが、途中からは真っ赤に染まったナナカマドも登場。これなら 涸沢ヒュッテからの景色に期待できるかな…
 
 
涸沢ヒュッテからの光景
 

日本にまだこんな景観が残っているのか!

少し大袈裟かも知れませんが、涸沢の秋はまさにそんな思いを抱かせてくれるパノラマ絵巻です。道中を考えれば、軽いコンパクトカメラでも似たような写真が撮れるのかも知れません。しかし同じ撮るなら、今自分が持つ最高の機材で撮りたいというのが、フォトグラファーの偽らざる気持ちでしょう。

お天気・自然のコンディション・自らのコンディション・そして体力と経験… 多くの要因が合致して撮れる涸沢の紅葉だからこそ、僕は価値があるように思います。その意味では、今回は本当にラッキーでした。

 
次回は僕も涸沢にテントを張り、もう1つの涸沢名物、モルゲンロートと星空を撮りたいと思っています。
 
 
最後に… パノラマロードからの涸沢の風景
 
河童橋ライブカメラ・天気予報などの情報が見られます。
 
 
 

写真及び文章の無断転用はご遠慮下さい。 Copyright(C)2007 爽生 All Rights Reserved.