ワンランク上の車中泊

オートパッカー Auto-Packer

すべては「スマート」という言葉に集約される。

キャンプが嫌だから車中泊をしている。

虫が嫌い、設営・撤収が面倒くさい等々、理由はともあれ、車中泊旅行者の中にはそういう人もいる。だが、それはそれでかまわない。

なぜなら、筆者の云う車中泊は「外食か車内でお弁当やパンなどの調理済み食品を食べて、クルマで寝る」ことだからだ。

裏返せば、だから道の駅やNEXCOは容認している。

それまで否定すれば、トラックのドライバーたちが黙っていない。平たく云えば、車中泊の旅人が道の駅とうまく付き合うには、「この一線」を超えなければいいわけだ。

だが、トラックのドライバーと違って、旅人には「時間のゆとり」がある。

では、車中泊の旅人たちはそこでどうしているのか?

せっかくなので、ここでそのポピュラーな過ごし方を列記しよう。

■寝る前まで、温泉や道の駅の休憩室を利用する。
■車内でテレビやビデオを見る。
■早々と床につき、翌朝早く出発する。

なんともベタな話だが、これが一般的な車中泊の夜だ。

言うまでもないことだが(笑)、「ワンランク上の車中泊」とは、もっと素敵な夜が過ごせる車中泊を意味している。

まずは自由度の高い場所選びから。

景色の良い場所が選べ、自分の駐車区画以上のスペースが利用でき、さらに車外で調理をすることができる。

これらは道の駅やサービスエリアでは「ご法度」とされていることだが、それができる車中泊スポットがオートキャンプ場だ。残念ながら、RVパークは車外での調理を原則的に禁止しており、筆者が云う自由度の高い場所の要件を満たしてはいない。

ところで。

我々「三丁目の夕日」世代は、バブル崩壊後に日本を席巻した空前のオートキャンプブームを子育ての時期に経験している。そのため、キャンプに対する抵抗感は上の世代よりも遥かに薄い。

だが、その多くの経験は写真のような「高規格オートキャンプ場」が舞台であったため、価格の面で車中泊には適さないと思い込んでいる人も多い。

格安キャンプ場

しかし地方には、今でも湖畔や河川敷、あるいは海水浴場に、トイレと炊事棟しかないフリーサイトが残されている。

料金は高くても1泊1000円程度で、予約どころかチェックイン・チェックアウトの時間指定もない。もちろんキャンプ場なので、車外にイスとテーブルは出せるし、焚き火も可能だ。

本当の「スマート」とは…

今でも日本で云う「スマート」は、「おばさん」ではなく「お姉さん」のようなスリムなボディーを意味することが多いような気がするが(笑)、ここでの「スマート」は「賢い」・「無駄がなく手際が良い」・「洗練されている」・「ハイテク」というイメージ。そう、いつも手にしているスマートフォンの「スマート」だ。

写真は北海道のソウルフード「スープカレー」。札幌市内では何軒ものレストランが趣向を凝らした名物カレーを提供しているが、ポピュラーな家庭料理でもあるので、スーパーに行けば専用のルーが数百円で手に入る。

この日はイトウが生息する朱鞠内湖・湖畔の特等席にシェルターを張って、自分たちでスープカレーを作り、友人夫妻と夕暮れ前から静かな晩餐を楽しんだ。

朱鞠内湖

これこそが、レイクビューのグランピング(グラマラス・キャンピング)だとは思わないか!(笑)。

夜はもちろんテレビも見る(笑)。ただし、北海道の中でも指折りのネイチャーフィールドだけに、地デジの電波は届かない。

筆者のクルマにはBSアンテナはないが、いつでもどこでもタブレットやパソコンで地デジとBS放送が見られる「驚きの秘密兵器」を積んでいる。

車中泊時に、アンテナなしでもBS放送が見られる「SLING BOX(スリングボックス)」

 

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