ズバリ!夏の車中泊の最善策は、平地では泊まらない。

車中泊の暑さ対策

夏の車中泊のセオリーは、自然の力を借りること。

こう書いたところで… 「そんなことはあるまい」と、別サイトを一生懸命見る人がいることは承知している(笑)。

信じる信じないは自由だが、結論は「時間の無駄」… たぶんそれに要した費用と労力はムダに終わる。車内にこもった熱い空気を、小型のファンを回して多少混ぜたくらいでは、あの寝苦しさからは開放されない。

夏の車中泊は、抜本的に考え方を変える必要がある。

答えは、どうすれば涼しくできるのかではなく、どこで寝れば涼しいのかだ。

真夏は自然の力を借りるのが一番いい。

アスファルトよりは土の上、日向よりは木陰が涼しいことは、子供だって知っている。つまりオートキャンプ場を利用してテントやバンガローで泊まるか、北海道や信州の標高1500メートル近いエリアに宿泊地を求めることが、暑い季節のセオリーになる。

安全を考えるなら、道の駅で網戸を使うのは慎むべき

カー網戸 道の駅

もちろんオートキャンプ場なら、クルマ用の網戸をつけたまま寝てもかまわない。

筆者は、ミニバン時代に使っていた「バックドア用の網戸」を、マグネットと洗濯バサミでハイエースのスライドドアに取り付けて使っているが、ここを開けて寝ると、さすがに涼しい。

しかし、網戸を道の駅で使用するのは安全上お勧めしない。

とはいえ… 夏でもサービスエリアや道の駅で、どうしても車中泊をする必要に迫られる時もあるだろう。

そこで「気休め程度のアイデア」を幾つか列記しておく(笑)。

平地における、車中泊の暑さ対策

寝る直前まで、冷房の効いている場所で過ごす。

スーパー銭湯休憩室

もっともポピュラーなのは、日帰り温泉施設の休憩室だ。真夏は食事と合わせて利用する人が多いのも頷ける。なお屋内の休憩スペースを使うなら、夜間閉鎖される道の駅よりサービスエリアのほうがお勧め。新東名高速のサービスエリアは、全てコインシャワーが設備されている。

涼感素材の敷きパッドを使う。

クール敷パッドと呼ばれる夏用の敷パッド。通販だけでなくニトリのようなインテリアショップでも品揃えされている。製品はピンからキリまであるが、さすがに5千円近く出すと効果がはっきり感じられた(笑)。買う場合は、マイカーに合うサイズを間違えないようにしよう。

AC電源・バッテリー内蔵・乾電池併用の「扇風機」を利用する。

このタイプなら、サブバッテリーがない未改造の乗用車でも利用できる。さほど風力がないので、網戸と併用して車内の空気を流動させるのが涼しさを得る秘訣だ。

ちなみに、キャンピングカーは、ルーフベント(屋根用換気扇)を通常とは逆回転させ、屋根から外気を吸入すると強力な扇風機になる。

クルマのエアコンを使うのは、どうなの?

もちろん車中泊をしている人の大半は、その行為が良いことではないことを認識していると思うが、正直なところ、真夏の道の駅でエンジンをかけずに車中泊をしている人間は「ほんの一握り」しかなく、「アイドリングはマナー違反」と声高に叫んでいるのは、施設とマスコミくらいのものである。

「笛吹けど踊らず」とはまさにこのこと(笑)。

ゆえに説得力はなく、「誰も本気でそうしよう」だなんて思っちゃいない。

そもそも、堂々とトラックがアイドリングしているという現実がある限り、納得いかないほうにも一理あるのは当然だ。暑さによる寝不足が原因というなら、誰が事故を起こしても「大惨事」になる。

ただ、両者には明らかな違いがある。

貴方には人に迷惑をかけてまで、車中泊をする理由があるのか?

近隣の住民やトラックの運転手が、車中泊旅行者に問いたいのはそれだ。もし、災害避難時のように妥当な理由があるのなら、誰も貴方を責めはしない。

また、幼児連れやご年配が脱水症状を起こすような事態の際はどうだろう。マナーはあくまでも平常時を想定したもので、その場合はエアコンをかけて体調を回復させるのが本筋になる。

しかし、それで旅を続けることに賛同する人はあるまい。

その反省を踏まえ、翌日にはそういう状況に陥らないようにするというのが「良識ある大人のすること」だと筆者は思う。

同じことは健康な人にもあてはまる。

もし… エアコンをかけなければ寝られないほど暑苦しい車中泊を体験したのなら、次からは同じ「失敗」を繰り返さない努力をすべきだ。

ハイブリッドカーや電気自動車には、エンジンを切ってもエアコンが使えるモデルがある。

三菱ハイランダー キャンパー

2019年3月時点でも、ハイブリッド車やEVには、エンジンを停止してもエアコンが使えるモデルがある。

具体的な車種で現在わかっているのは、プラグイン・ハイブリッドの三菱アウトランダーで約11時間、完全な電気自動車の日産リーフの最新モデルは、満充電なら20時間以上でも稼働できるようだが、こちらは電気がなくなれば走れなくなる。

ただ、この分野のエンジンと技術は日進月歩で進化するため、興味のある人はトヨタやホンダでもディーラーに直接確認してみてほしい。いずれにしても、そう遠くないうちに、車中泊の暑さ・寒さ対策は「過去の話」になることだろう。

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