車中泊用のサブバッテリー・システムは、本当にセルフで設置工事ができるの?

Q&A

凡人には、まず不可能。

サブバッテリー・システムに必要なパーツは、インターネットの通販で簡単に入手できるようだが、購入ボタンを押す前にそのサイトを隅々までよく見ていただきたい。

サブバッテリー

取り付け工事をしてくれる業者の紹介、あるいは斡旋ページはあるだろうか?

業者はコスパがあわず、設置工事には消極的

たぶん、そのような「体制」を全国ネットで用意できるサブバッテリーの販売業者はないと思う。

言い換えれば、それほど車載用のサブバッテリー・システムというのはマニアックなものであって、そうでなければとっくに、あの「オートバックス」が参入している…

つまりそれは、車検よりも面倒で割の合わない仕事だということだ(笑)。

キャンピングカーやトランポのビルダーなら、普段から扱い慣れているハイエースやキャラバンであれば、配線からそれを走行中に動かないよう固定するハウツーが確立されている。

キャンピングカービルダー

ゆえにそれでよければ引き受けてくれるかもしれないが、車種が異なれば勝手が違うし、ましてミニバンのような乗用車に取り付けたいとなれば、やりたくないというのが本音であることは明らかだ。

ゆえに近所で取付業者を見つけるのは、至難の業… 逆に軽々しく引き受けてくれるほうが、怪しいかもしれない。

にもかかわらず… 通販業者の大半は、サブバッテリー・システムの配線から搭載までを、購入者がセルフで行うことを前提にしている。

もちろん購入時点では、みんな「そうしよう」と思っているわけだが、「駆け込み寺」がなければ、最後まで自力でやり遂げるしかない。

通販で購入する際には、まずその覚悟を持つことが必要だ。

配線工事だけでは「使える仕様」にならない。

加えて、サブバッテリーの搭載は「配線工事」が全てではない。

サブバッテリー

筆者はかつて、ボンゴフレンディーにキャンピングカーと遜色のないサブバッテリー・システムを搭載していた。

しかしそれは電気に精通し、豊富な工具を持ちあわせた友人がいてくれたから実現できた。そして同時に、筆者のアタマにはなかったこのスイッチパネルも、その彼が用意してくれたものである。

キャンピングカー

こちらは現在使っているキャンピングカーのスイッチ周り。

サブバッテリー・システムの取り付け工事は、まず2つで60キロ近いサブバッテリーの本体を、できるだけ車内で安定性の高い場所に固定し、その周囲にアイソレーターと外部充電器、さらにインバータを配置する。

そして遠隔操作で使いやすくするため、出入り口近くに集中スイッチパネルを取り付け、そこまで配線してくるというのがプロの仕事だ。

ソーラー発電パーツ

さらに、将来ソーラーによる充電を付加したいのであれば、コントローラーや屋根に取り付けるソーラーパネルからの配線も、そこに考慮しておく必要がある。

そう考えると、不器用で電気の知識が小学生並みの筆者には、並外れた器用さと理系の頭脳がなければ、サブバッテリーの設置工事は到底不可能なことのように思えてくる(笑)。

もし、貴方が筆者と似たようなレベルなら、最初からセルフでやろうとは思わないことだ。

多少高くついたとしても、また、ようやく見つかった施工業者が、宿泊が必要なくらい遠いところであったとしても、実績のあるところに依頼するほうが安心。不安を抱えながらの旅では、思う存分楽しめはしない。

結論。最良策は、サブバッテリー・システムが既に搭載されているクルマに乗り換えること。

サブバッテリーシステムの搭載には、安く見積もっても30万円近くはかかる。

ならばそれを今のクルマに上乗せしたつもりで、ユーズドの車中泊カーかキャンピングカーを探すほうが、悩まずに済む。

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