車中泊で利用する、サブバッテリー・システムに必要な電気の基礎知識

Q&A

電気の単位と意味

アンペア(A)=電流
電線の中を流れる電気の量

ボルト(V)=電圧
電流を流す力(圧力)
 

ここで重要になるのが、バッテリーと自宅の電源の違いだ。

DCと訳される直流電源12ボルトのバッテリーで、ACの交流電源100ボルトに対応する家電を使う場合は、バッテリーの電圧を約8.3倍まで増幅しなければならない。その為の装置がインバータだ。

もちろん増幅する分、電気はそれだけ早く消費される。

ワット(W)=消費電力

ヘアドライヤー

日本の電化製品は、その消費電力をワットで表示している。

ワットは電流×電圧で計算され、逆にワットから必要な電流を計算する公式は、

「電流(A) = 電力(W) / 電圧(V)」となる。

たとえば、100ワットを消費する電気毛布に流れる電流は、自宅なら1アンペア。
これをサブバッテリーに換算すると、約8.3アンペアが必要になる。

この計算が、搭載するサブバッテリー・システムの規模を決める際に重要な基準となる。

<重要>充電・放電時に発生する電気のロス

電気毛布

サブバッテリーで家電を利用する場合は、記載されたバッテリー容量の約70%しか使えない。

バッテリーの容量はAh(アンペアアワー)という単位で表示され、車中泊用のサブバッテリーには通常105Ahが使われている。本来なら105Ahのバッテリーは、1アンペアを消費する電化製品を105時間使用できる。

ただし、バッテリーは特性上100%まで充電することが難しいうえに、大半のインバータにはリミッターが内蔵されており、設定値よりも電圧が下がった時点で放電がストップする。

この充電と放電時に生じるロスはそれぞれ20%程度といわれており、105Ahのバッテリーの実質容量は、単純計算上105ah×80%×80%=67.2Ahになる。

つまり、100ワットの電気毛布が105Ahのサブバッテリーで利用できる時間は

105Ah×0.8×0.8÷8.3A=8.06h

満充電された状態で約8時間…

電気毛布

他に電気を使わず、冬に1晩だけ電気毛布が使える。それがサブバッテリー1本分の真の実力だ。

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