冬の車中泊に不可欠な、スタッドレスタイヤとは

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直訳すると「スタッド=鋲(びょう)」「レス=ない」タイヤ。

かつての主流であったスパイクタイヤに代わり、ゴムの質や溝の形状などを研究することで、凍結道路や雪道を滑らずに走行できるよう開発され、北国では冬タイヤとも呼ばれている。ところで…

アイス

なぜ、雪や氷の上は滑るのか?

雪道や凍結路でタイヤが滑る原因は、雪や氷そのものではなく、融けてできた水が、その上に水膜を作るからだが、実は同じ現象を我々は家庭内でも体験している。

冷蔵庫から出したばかりの氷は手でつかむことができる。しかし少し時間が経って表面が溶けると、とたんにツルツル滑って素手ではつかみづらくなる。

つまり、路上では氷が濡れている場所に危険が潜んでいるというわけだ。

スタッドレスタイヤとノーマルタイヤの3つ違い

スタッドレスタイヤ

❶柔軟性の高いゴム

スタッドレスタイヤには、低温でも柔軟さを失わず常温でも溶けにくい、ノーマルタイヤとは異質のゴムが使用されている。論より証拠に、写真の通り指で溝が広げられる。

冬タイヤ

❷深い溝

溝が雪を圧縮することで生じる抵抗を利用し、少しでも高い駆動力が得られるよう、スタッドレスタイヤにはノーマルタイヤよりも深い溝が掘られている。

❸サイプ

スタッドレスタイヤの溝を構成しているブロックには、サイプと呼ばれる細かい溝が切られている。サイプには❷の補助と、凍結路の表面にできた水膜を取り込む効果がある。

スタッドレスタイヤの「使用上の注意」

スタッドレス

❶寿命は摩耗と劣化で決まる

まず摩耗からくるスタッドレスタイヤの寿命を確認する方法は、プラットホームを見るのが確実だ。スタッドレスタイヤの場合、表面が新品タイヤの50% まで磨耗すると、雪道や凍結路でのグリップ力が低下するので、冬タイヤとしては使えなくなる。

写真の溝の中にある「突起」がプットホーム。タイヤがこの高さまですり減ったら冬タイヤとしての寿命は終わり。タイヤ交換のタイミングだ。

もうひとつの寿命を見極める基準が劣化だ。たとえタイヤの山が残っていても、ゴムは3年ほどで経年劣化し始める。前年に比べて明らかに滑る回数が増えたと感じたら、早々にタイヤを買い換えたほうが安心だ。

毎年10月下旬から翌年のゴールデンウィークまで、スタッドレスタイヤを装着している筆者は、3シーズンを終えたら夏タイヤには履き替えず、そのまま乗りきって、秋に新品のスタッドレスタイヤを購入している。

タイヤ交換

❷保管とタイヤの交換

一番大事なのは、柔らかいゴムを硬化させないことだ。そのため、まず融雪剤や泥などを水で洗い流し、直射日光が当たらず、できれば温度変化の少ない通気性の良いところで保管する。またタイヤへの負担を低減するため、空気圧を指定の半分程度に下げておくのが理想とされている。

なお交換は、安全点検が受けられるカー用品の専門店や整備工場、あるいはガソリンスタンドに依頼することをお勧めする。筆者はそのおかげで、タイヤの僅かな歪みに気づき、未然にバーストを回避できたことがある。

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