「避難のための車中泊」長期化する時は…

ペット 避難のための車中泊

自炊ができる環境に移る

まず、車中泊中に気をつけるべきことのひとつに、エコノミークラス症候群があるのは確かだが、後述する通り、それほど神経質になることはない。

それよりも気がかりなのは、「不便と手狭さから来るストレス」だ。

「避難のための車中泊」が最長2泊3日と主張する一番の理由はそこにある。災害発生から3日経てば、被害の状況はかなり明確になり、帰宅できるか、もう数日かかりそうか、あるいは当面無理かのメドが立つと思うが、そこで一番大事なのは「今後の身の振り方」だ。

いずれにしても、3泊目が過ぎた段階で自宅に戻れない場合は、リフレッシュを兼ねて「避難のための車中泊」をやめ、生活方法を切り替えたほうがいい。


<目次>

エコノミークラス症候群は簡単に回避できる

まずは建物に移動することを考える

それができない場合は、完全なオートキャンプに切り替えを

 

エコノミークラス症候群は簡単に回避できる

そう云い切る根拠は、アウトドアや旅で車中泊をしている人が、エコノミークラス症候群を発症したという話を聞いたことがないからだ。

避難所でエコノミークラス症候群の発症を防止するには、

1.エコノミークラス症候群とはどういう病気か
2.どういう時に発症しやすいのか

ということを、今まさに車中泊をやっている本人が知ることも大事だが、その根底にある「発症しやすい環境」にも目を配る必要がある。

ここでは長くなるので、具体的な内容は以下のページにまとめてある。

車中泊時の「エコノミークラス症候群」対策

画像出展:朝日新聞

まずは建物に移動することを考える

特に居住空間の狭いコンパクトカーや軽自動車で「避難のための車中泊」をしてきた人は、クルマを元通りの使い方に戻し、指定された自宅に一番近い避難所の建物に移動することを最優先に考えよう。

理由は幾つかあるが、まず避難生活がこれ以上長引くと、食糧などの生活物資の配給を受けない限り枯渇する。

次に「避難のための車中泊」をしていた人も、遅くても4日目には社会復帰を始めなければならない。そのためには、通勤・通学に便利な場所に移る必要がある。

避難所も3日が過ぎれば物資が届き始め、生活リズムも安定する。また自宅に戻る人が出て、多少は広く使えるところもあるはずだ。

それができない場合は、完全なオートキャンプに切り替えを

避難所の建物に移動をと云われても、疾患がある、ペット・要介護者・乳幼児同伴など、団体生活が困難な人が存在するのは確かだ。

となると、通勤・通学と「脱車中泊」「脱団体生活」を両立できる方法は極端に限られる。近所にウィークリー・マンションの空きがあればラッキーだが、それもなければ、いよいよ行政に頼るしかない。

その中でまだ「できる可能性」が高そうなのが、オートキャンプだと思う。

これまで紹介してきた「避難のための車中泊」とは違い、長期の生活を想定し、寝室用のテントの横に「シェルター」と呼ばれるリビング用のドームテントを張り、そこで調理や食事などを行う。

北海道に行くと、このスタイルでワンシーズン過ごす人がたくさんおり、冷蔵庫や灯油ストーブを使うと日常生活に近づけることも可能だ。もっと云うと、それが一番上手な人は「ホームレス」のおじさんだろう(笑)。

画像出展:産経新聞

熊本地震の際には、実際にこういった措置が取られており、筆者の自宅周りでも、許可と装備があれば可能と思われる場所はたくさんある。

災害時に避難所での団体生活が困難とわかっている人は、オートキャンプの装備を自前で揃え、普段から慣れ親しんでおくと、いざという時に役立つかもしれない。


<目次>

エコノミークラス症候群は簡単に回避できる

まずは建物に移動することを考える

それができない場合は、完全なオートキャンプに切り替えを

 

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