中高年から始める、自由奔放な車中泊のクルマ旅

中高年ってなんだろう?

一般的には、人生経験に関係なく45歳を越えると誰もがそう位置づけされるそうだが(笑)、このサイトでは、子供が20歳を過ぎ、週末や連休に安心して夫婦で家を空けられるようになった人達を「中高年」と呼んでいる。

長きにわたり、日々の暮しに重くのしかかってきた「教育費」から開放されれば、時間だけでなく金銭面でも多少は余裕が生まれてくるものだ。そう考えると、歳を重ねるのも悪くない。

重要なのは、その2つの余裕をこれから何に使うかだ。

「子育て」と「会社での出世競争」が一段落してくる中高年にとって、これから先の関心事は「自分」もしくは、これまで苦楽をともにしてきた「夫婦」の「今後の楽しみ方」へと移行していく。「第二の青春」・「セカンドライフ」・「余生」… これらはいずれもそれを意味する言葉だ。

中高年にとって、車中泊のクルマ旅は「理想の旅行スタイル」

桂浜 坂本龍馬 龍馬に大接近

誰でも中高年になれば、志向が変わる。

若い頃は自ら聞くことのなかった「演歌」や、見向きもしなかった「NHK」に対する「抵抗感」が薄れ、中にはむしろ素晴らしく思えるものさえ出てくる(笑)。

郷土の歴史・風土・文化等に興味が湧いてくるのは成熟の証だ。それは中高年になって、改めて日本を旅してみたいと思う人が多いことにも通じているのだろう。

道の駅あらエッサで車中泊

同時に… 個人差はあるとしても、歳をとれば誰でも「わがまま」になるものだ。

行きたいところだけを選び、見たいものを気の済むまで眺め、お腹がへった時に食事をする。そのうえ寝る場所の予約さえも要らない… 車中泊の旅が中高年にとって「理想の旅行スタイル」に思えるのは、まったくもって当然。むしろ自然の流れともいえる。

車中泊旅行の「落とし穴」

男鹿半島のなまはげ

だが、車中泊の旅には「落とし穴」がある。

確かに「理屈」はそうだが、実際に車中泊をするのは「生身の人間」、旅の疲労度は年齢に比例し、疲労の回復度は年齢に反比例する。

どんな「車中泊の旅」にも、「疲労」はついてまわる。

冷静に考えれば、観光以外は全て「上げ膳据え膳」のツアーとは違い、移動時の運転、ベッドメイキング、食事の支度等々、旅行中のあらゆることを自分達で行うのだから当然だ。また姿勢が悪ければ、腰や膝にもその影響は現れる。

ハイエースキャンピングカーWiz

筆者がキャンピングカーに乗り換えた理由はそこに在る。

もちろん、ミニバン車中泊を快適にするための知恵や小道具がないわけではない。

しかし、旅の疲労を最小限にとどめるという点において、それらはキャンピングカーの実力には遠く及ばない。そしてそれは、長旅になるほど顕著に感じられることだろう。

年齢とともに車中泊に対するニーズは変わる。中高年がクルマ旅を長く続ける秘訣は「年相応のスタイル」を会得することに尽きる。

特にこれから車中泊のクルマ旅を始めようとする人は、参考にする情報が「誰を対象に書かれているものか」を考え、無理や無駄のない道を歩んでいただきたいと願う。

我々には、思っているほど時間はない…

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